9月定例県議会 質疑並びに一般質問


10月1日(木) 第1日目(代表質問)

木名瀬 捷司
 【暫定税率廃止で210億減収も】
 木名瀬議員は、民主党がマニフェスト(政権公約)で廃止方針を打ち出している暫定税率について、廃止された場合の県の影響額を質問した。
 石渡哲彦副知事は「本県の2009年度の自動車関連諸税のうち、暫定税率分は県税で約204億円、地方譲与税が約6億円。合わせて約210億円で、暫定税率分がそのまま減収となった場合、県財政にとって極めて大きな影響が生じ、県の単独事業や市町村への補助金など、県民生活に密着した事業についても減額を余儀なくされる」と答弁した。また森田健作知事は国の補正予算が凍結された場合を懸念し、9月29日付で全国知事会として、予算の見直しの際には地域の実態に十分に配慮するよう国に対し要請したことを明らかにした。


10月2日(金) 第2日目

吉本 充
 【東京湾フェリー支援策を検討】
 吉本議員は東京湾アクアライン値下げなどに伴い苦境に立たされている東京湾フェリーへの早急な支援策を求めるとともに、工業団地造成などを質問。
 森田知事は「フェリーは公共交通機関であり、南房総の貴重な観光資源の一つと考えている。地元市と連携しながら支援策を検討している」とし、工業団地には「企業誘致や産業振興には工業団地確保が必要。県など公的主体による工業団地の整備のあり方を検討している」と述べた。
◆県議会リポート
 平成21年9月県議会一般質問 =PDFデータ


10月5日(月) 第3日目

鶴岡 宏祥
 【圏央茂原東金間用地取得は95%】
 鶴岡議員は圏央道の茂原-東金間の整備状況について質問した。
 森田健作知事は「用地の取得率は今年8月末現在で約95%」と答弁した。
 また橋場克司県土整備部長は「圏央道へのアクセス道路のうち、長生グリーンラインは、(仮称)茂原長南ICから国道409号までの区間0・7キロの工事を重点的に進めている。(仮称)茂原北ICとアクセスする県道バイパス2キロの進ちょく状況は、昨年度末で68%」などと説明した。
◆県議会リポート
 平成21年9月県議会一般質問 =PDFデータ



亀田 郁夫
 【新行革計画で41団体見直し】
 亀田議員は、県の外郭団体について県の関与のあり方を見直す考えがないか尋ねた。
 森田知事は「県依存型から自立型の経営へ、県の財政関与を縮小する必要がある。新しい行政改革計画では全41団体で統廃合や経営改善を見直す考え」であることを明らかにした。
 亀田議員は県民の森の指定管理期間が「5年間は長すぎる」と指摘したが、依田茂農林水産部長は「安定的に事業を継続するには5年が適当」と答弁した。
◆県議会リポート
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内田 悦嗣
 【今年度土地分譲 上半期は28億円】
 内田議員は企業庁の今年度上半期の土地分譲事業の収支について質問した。
 山本修平企業庁長は「土地分譲は28億円にとどまる。しかし、年度後半を踏まえ130億円程度になる。長期収支見通しと比較すると120億円ほど下回る」と述べた。
 内田議員は2012年の土地造成事業収束を見直す考えがないかただし、小宮総務部長は「行政改革計画で、土地造成計画のあり方について検討している」と答えた。
◆県議会リポート
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10月7日(水) 第4日目

木下 敬二
 【11月に各学校 千産千消デー】
 木下議員は学校給食における千産千消の取り組みについて尋ねた。
 鬼澤佳弘教育長は県内の公立学校で本県産の米飯給食の実施割合が昨年度の週3・2回から3・3回に、旬の野菜の使用率も67%から87%に増加したことを報告。その上で「県教委では県や市町村関係部局と連携し、学校給食千産千消推進会議を設置する。11月には千産千消デーを(各学校、給食センターが)設定する」ことで、県産品の使用割合を増やすと説明した。
◆県議会リポート
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西田 三十五
 【介護不服申し立て 3年間で7件認定】
 西田議員は介護福祉問題について質問。
 戸谷久子保健福祉部長は、県介護保険審査会に対する要介護認定の不服申し立て件数について「2006年4月から今年3月までの3年間で、審査請求は26件あり、請求が認められたものが7件、認められなかったものが9件、取り下げられたものが10件だった」と答弁した。同審査会は、要介護認定や保険料などの徴収金に関して不服がある者からの審査請求について審議裁決を行っている。
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10月8日(木) 第5日目

佐野 彰
 【飛行ルート問題 下旬にも協議へ】
 佐野議員は羽田空港再拡張後の飛行ルート問題について、「簡単に神奈川・都心北上ルートの撤回を受けるべきではない」と指摘。
 森田健作知事は「国の撤回要請は横田空域の削減の結果、過密な朝の出発ルートの交差部で安全な高度差が確保できないためと聞いており、運航上やむを得ないが、関係25市町村と連絡協議会を開催し国から説明を求め協議の上判断したい」と答弁。小川雅司総合企画部長は、協議会は今月下旬にも開催されるとした。



本清 秀雄
 【知事の本名は行政文書のみ】
 本清議員は、森田健作知事が本名の「鈴木栄治」の名前を使用しない理由を尋ねた。
 森田知事は「森田健作として俳優デビューして以来、国会議員として、知事として森田健作の名前で当選した。現在では森田健作の名前が本名に代わるものとして広く認められている」として県の広報活動で森田健作の名前で活動した方が効果が高いと強調。その上で「法的効果を伴う行政文書は本名を使用することとした」と説明した。



伊藤 和男
 【暫定水利権の延長で不公平】
 伊藤議員は八ツ場ダムを建設中止にした場合の影響を尋ねた。
 小川総合企画部長は昨年9月の調査で、八ツ場ダムが完成したとしても2020年には日量4千立方メートルの水道用水が不足することを報告。その上で、前原誠司国交相が暫定水利権の延長を容認する考えを示していることについて「現在暫定水利権を得ている者とそうでない者で明らかな不公平が生まれる。水利権の秩序に重大な支障を来す」と述べた。




10月9日(金) 第6日目

江野澤吉克
 【ライフル射撃場再開を県が検討】
 江野澤議員は有害鳥獣駆除の安全性確保へ、射撃訓練場として県射撃場のライフル射撃場再開を求めた。
 市原久夫環境生活部長は、2001年8月から県射撃場内の散弾銃射撃場が鉛散乱の影響による閉鎖に伴いライフル射撃場も閉鎖された経緯を報告した。
 その上で「有害鳥獣捕獲は安全で事故なく行うことが一番で射撃訓練は重要。本県では大型射撃訓練施設は当施設だけ」と強調。「さまざまな観点から検討したい」と述べた。
◆県議会リポート
 平成21年9月県議会一般質問 =PDFデータ



阿部 紘一
 【精神科隣接地に救急センターも】
 阿部議員は県救急医療センターと精神科医療センターの建て替えについて質問した。
 小田清一病院局長は自殺に対する対応で連携強化を図るため2施設の建設予定地とも「現在の精神科医療センター(千葉市美浜区豊砂5)の隣接地を候補地として土地の所有者の県企業庁と検討を進めている」と答弁。「建て替えで減価償却費、利子は増加するが、両センターは計5億円の黒字。個室の増加で収益増も見込まれる」と述べた。
◆県議会リポート
 平成21年9月県議会一般質問 =PDFデータ



宇野 裕
 【九十九里の松林 害虫対策に着手】
 宇野議員は樹木の害虫対策などを質問した。
 依田茂農林水産部長はマツクイムシについて「ここ数年(被害は)4千~5千立方メートルで推移。ピークだった1981年の10分の1程度だったが、昨年は九十九里海岸を中心に7800立方メートルの松枯れが生じた」と被害状況を報告。
 このままでは高潮被害や白砂青松の海岸景観喪失につながるとして、「綿密な調査を実施して被害木の駆除や抵抗性の強い苗木の育種に努める」と述べた。


(千葉日報2009年10月2、3、6、8、9、10日付けの記事を転載しました)

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