第44回県連定期大会新会長挨拶 | ちば自民党

第44回県連定期大会新会長挨拶

自由民主党千葉県支部連合会

会 長 倉 田 寛 之

 先月29日に行われました参議院議員選挙を、ともに汗して戦い抜かれた党員・党友・同志の皆さんに、まずもって感謝とお礼を申し上げます。

 「景気回復と聖域なき構造改革に果敢に挑戦する」決意で臨んだ参議院選挙は、国民の皆さんの圧倒的支持を集め、わが党は、選挙区で四十五人、比例代表で20人の計65人が当選、改選議席121の過半数を超えました。得票は、個人票・政党票合わせて2,111万票を超え、昭和61年以来15年ぶりに2,000万票の水準を取り戻し、大勝利に終わりました。

 千葉県においても、100万票の大台に乗せることができましたが、この票は、私・倉田寛之にというよりも、改革断行を期待する自民党への県民の熱い思いが結集されたものだと思います。勿論、県政・国政と34年にわたる政治生活への評価もあろうかと少しは自負してもいますが、この場を借りて、重ねてお礼を申し上げます。

 さて、ただいまは、21世紀幕開けの年の大切な「自民党千葉県連第44回定期大会」において、満場一致、新しく県連会長としてご推挙をいただきまして身の引き締まる思いでございます。昨年来、政治情勢は不安定ですが、わが党県連においても、厳しい局面に対処されてこられた臼井前会長、中村元会長のご労苦、この際、敬意を表したいと存じます。

 この際、会長就任に当たっての私の考えを述べ、ご理解、ご協力を賜りたいと思います。

 皆さんご承知のように、戦後、あの敗戦の焼け野原から驚異的な発展を遂げ、見事に今日の県土を築き上げてきましたわがふるさと千葉、その発展の基盤は、なんと言っても、自由民主党及び党員の郷土愛と確かな政策の遂行にあります。

 その自由民主党が、今回の選挙では、県民の圧倒的支持をバックにして、党内が一致協力して戦った結果、前述のように100万票という大量得票を獲得しました。

 このことは、千葉県政を安定させ、ひいては、県民生活の安心・安定にもつながるものと確信いたします。

 いま県民は、自由民主党に大きな期待をもって注目しており、今後は、公約の実現に向けて、厳しいチェックの目を常に持ち、監視していると言っても過言ではありません。 このような時に当たって、わが党はいかにあるべきか。運動や政策の計画・実現当たっては、私の持論でありますが、常に生活者の視点に立って、ものを考え、行動し、その結果が、県民にとって役に立つものでなければならないと思います。

 特に、各級議員は、それぞれの選挙区の代表者・代理人として、住民に奉仕するため、日夜努力しているわけですから、私たちのバックボーンには、自由民主党に期待する多くの県民がいることを忘れてはなりません。

 さて、前述しましたように、戦後の千葉県が自由民主党を機軸に発展してきたことは万人が認めるところであります。

 このことは、多くの先輩たちが流した汗と血の結晶であり、私たちはその延長線上で前進を続けなければなりません。そのためには、お互いの英知を結集して節目の難題を克服して毛利元就の故事に思いをいたしつつ、県政発展の要である自民党の基盤をより一層盤石なものにしなければならないと存じます。

 「呑舟の漁、枝流を遊がず」という諺があります。

 今回の参議院選挙に表れた県民の期待に応えるためにも、わが党は、思いを新たにし、大同団結して、〝板東太郎から世界へ連なる太平洋へ〟との気概を持って、このふるさと千葉を国際化、情報化、経済活性化をリードする最先端県として、光り輝くものにしたいと私は思っています。地域が輝くことによって、日本の国も輝くことになるのです。

 改革を進める自由民主党こそが、唯一の国民政党であると認めた、国民の期待を裏切ることなく、政権担当能力をますます高めるためにも、この千葉県における自由民主党が、県民の厚い信頼に支えられ、さらに強化・発展していくことが大切であります。

 そのために、全党員一丸となって、不断の努力を重ね、真摯に事に当たり、一歩一歩確実に前進したいと思います。

 私は、その先頭に立って戦うことをお約束し、一言、県連会長就任に当たっての決意とご挨拶にいたします。

 皆さん!ともに頑張りましょう。

第44回県連定期大会