党情報告 | ちば自民党

党情報告

平成十六年五月三十日

第四十七回定期大会

幹事長 金子和夫

 本日ここに、自由民主党千葉県支部連合会の第四十七回定期大会を開催したところ、ご来賓の倉田寛之参議院議長、堂本暁子知事、篠田哲彦県議会議長に加え、今年も公明党千葉県本部から吉野秀夫代表、千葉県地方議員連絡協議会の松戸敏雄会長をはじめ、多くの党功労者、各級の議員、大会代議員の皆様のご出席をいただき、心よりお礼申し上げます。

 本大会の構成支部は、地域支部七十九、職域支部四十五、衆議院の選挙区支部十三、比例支部一及び参議院選挙区支部二の計百四十となっており、平成十五年の在籍党員数は二万五千三百二十七名で前年に比べ、二千四百二十七名の減となっております。

 運動方針でも触れられていますように、今年は全党をあげて党員の確保、党勢拡大を掲げております。各支部及び党員の皆様のご協力をお願いする次第であります。

 それでは昨年六月の定期大会以降の党情についてご報告申し上げます。

 まず昨年九月に行われた総裁選挙について申し上げます。

 開かれた国民政党をめざした自由民主党の総裁選挙は九月八日告示、同二十日投開票という日程で行われました。告示とともに小泉純一郎、藤井孝男、亀井静香、高村正彦の四国会議員が届出、十二日間の選挙戦を展開しました。わが県連ではこの総裁選挙を郵便投票方式で行いました。当日の投票有資格党員、党友は、二万六千五百七名であり、開票結果は小泉候補一万四百六十八票、亀井候補五千四十六票、高村候補二千三十票、藤井候補八百二十九票となり、規定により本県の持ち票六票のうち小泉候補が四票、亀井候補が二票を獲得いたしました。全国的にも一回目の投票で小泉候補が圧勝し、十一月十九日に開かれた第五十八回特別国会で第八十八代総理大臣に選出されました。小泉総理はただちに第二次小泉内閣を発足させ、このなかで法務副大臣に実川幸夫、厚生労働副大臣に森  英介、国土交通副大臣に林 幹雄、防衛副長官に浜田靖一の本県選出国会議員四名が選任されました。四副大臣に対し、心より祝意を表するとともに、今後のご活躍を祈念する次第であります。

 次に昨年十一月に行われた衆議院選挙について申し上げます。

 政権公約、いわゆるマニフェスト選挙といわれたこの選挙には、国民的な人気を博した小泉総裁と安倍幹事長の「二枚看板」によって、絶対安定多数をめざして戦いました。本県でも選挙制度の改正により、一選挙区が増え十三選挙区に新鋭を含めた実力派十三名の選挙区候補者と比例一名の十四名を擁立し、必勝体制で臨みました。告示前後には数回にわたって小泉総裁、安倍幹事長が精力的に県内を遊説し、絶対的な人気を集めました。しかし、投票結果は、わが党にとってまさに悪夢のような予想もしなかった判定がくだされたのであります。ご存じのように、従来より死守してきた一区で俗にいわれる一区現象とでもいいましょうか、ベテランの臼井日出男代議士が無名の新人に苦杯をなめたのをはじめ、一区から八区まで、いわゆる都市部の選挙で総崩れとなったのであります。このうち三区の松野博一候補、六区の渡辺博道候補、八区の桜田義孝候補が幸いに比例で復活し、かろうじて九議席を確保したというのが現状です。しかし、都市部のいずれの候補者も前回より大きく票を伸ばしていたにもかかわらず、相手候補がさらにこれを上回る票を伸ばしたということで、惜敗という感はまぬがれません。次回の総選挙をめざして候補者はもとより、県連組織をあげて必勝態勢を整えて参ります。

 この選挙で第十区より無所属で出馬した谷田川元県議の辞任に伴う佐原市の県議補選でわが党公認の谷田部勝男君が当選しました。

 このほかの選挙では六月八日の市原市長、市議選では小出善三郎市長が四選に失敗し、この後に行われた松野博一君を擁立した衆議院第三選挙区への影響が出たことは否めません。

 しかし、市議選では十三名の公認候補者のうち十一名が当選、十月十九日の袖ヶ浦市長選では小泉義弥市長が無競争で三選を、四月二十五日に行われた茂原市長選挙でもわが党の推薦候補の石井常雄市長がめでたく五選を果たしました。

 また、昨年四月の県議選で違反により有罪が確定した井奥貞雄前衆議院議員によって連座制が問われることになった息子の俊博県議が五月六日付けで辞職するという残念な結果となりました。これにより先に逝去した井手口魁君と井奥俊博県議の二名が減り、わが党の所属県議は七十一名から六十九名となりました。

 なお、七月には今年最大の政治決戦ともいえる参議院議員選挙が行われます。わが党はこの選挙に現職の椎名一保君を擁立し、必勝を期しております。ここにご列席の比例候補の皆様とともにご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 次に恒例となっております移動政調会について申し上げます。

 第二十八回を迎えた移動政調会は、衆議院選挙等の関係で県内四会場に絞って開催することになり、十一月二十八日に中部・南部で、十二月一日に北部・東部でそれぞれ実施されました。県内から寄せられた要望件数は約四百件にのぼり、重点要望は県政へ確実に反映されておりますことをご報告申し上げます。

 次にさる一月十六日、新高輪プリンスホテルで開かれた第七十回自由民主党大会について申し上げます。例年通り、神崎武法公明党代表をはじめ経済界の代表、多くの来賓、代議員など約二千名が出席し、盛大に開催されました。

 この大会の席上でわが県から優秀党員として、高坂三佐樹君、中村 洋君、小島武久君、湯浅泰之助君、神林喜久雄君、大川 孝君、越川新平君、小川和一君、牧野  昭君、外記栄太郎君、君塚利雄君、佐々木 茂君、桜井秀雄君の十三名が総裁表彰を受けられました。受賞者の皆様に心よりお祝いを申し上げます。

 最後に多年にわたりわが党の伸展に多大な貢献をされ、惜しくも他界した物故者の皆様を申し上げます。

 国民政治協会千葉県支部長 緒方太郎君、県議会議員 井手口 魁君、元県議会議員 桜井敏行君、同 林 正君、同 藤谷 浩君、同 小野田栄一君、飯岡町支部長  宮内将良君、軍恩支部長 渡邉源一君、多古町支部長 菅沢重矩君等の多くの先輩がご逝去されました。

 このうち幹事長を経験した井手口魁君については、さる四月二十二日、千葉県議会議員団と自民党県連の合同葬を行い、その功績に報いました。

 以上の皆様には謹んで哀悼のまことを捧げ、ご冥福をお祈り申し上げます。

 以上で党情報告を終わりますが、本大会に提案致しました運動方針案をはじめ、各議案に対し慎重にご審議賜り賛同くださいますようお願い申し上げます。

 なお、本日、この大会終了後に当ホテルにおいて政治資金パーティー「自由社会を守る県民の集い」を開催致します。ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

第47回県連定期大会