党情報告 | ちば自民党

党情報告

幹事長 金子和夫

 本日ここに第48回自由民主党千葉県支部連合会定期大会を開催したところ、ご来賓の森田健作元衆議院議員、宮内三朗県議会議長、そして千葉県地方議員連絡協議会会長松戸敏雄千葉市議会議員をはじめ、多くの党功労者、各級の議員、大会代議員の皆様のご出席をいただき、心からお礼を申し上げます。

 本年の大会は、知事選挙の関係など諸般の事情により本日までずれ込んだことを、まずお詫び申し上げます。

 それでは、昨年5月30日の定期大会以降の党情についてご報告申し上げます。

 まず、組織の現状についてであります。

 本大会の構成支部は、地域支部79、職域支部44、衆議院の選挙区支部13、比例区支部1及び参議院選挙区支部2の計139支部となっており、平成16年度在籍党員数は24,153名、前年度より1,100名程の減少となりました。

 党員数全国第27位は、本県の県勢に比して大きな乖離があるといわざるを得ません。

 運動方針にもあるとおり、強力な党員獲得運動を展開し、党勢の拡大強化をめざしてまいります。各支部及び党員の皆様の格段のご努力とご協力をお願いする次第であります。

 次に、役員人事について申し上げます。

 昨年の6月定例県議会の最終日となった6月21日、正副議長の改選が行われ、宮内三朗政務調査会長が議長に選出されたことにより、政務調査会長の後任として笹生定夫君が、また同時に、総務会長として石井準一君がそれぞれ就任しました。

 以上の人事は、いずれも大会選出人事となっておりますが、規約に基づき開かれた総務会などによって正式な手続きは終了しております。

 次に、選挙について申し上げます。

 昨年7月11日に、第20回参議院議員通常選挙が執行されました。わが党からは、平成14年秋の補欠選挙で初当選した椎名一保参議院議員が初めての通常選挙に臨み、千葉県選挙区2議席を争いました。全党一丸となって選挙戦を戦った結果、100万票にあと一歩の944,231票と補選時のほぼ倍の票を獲得し、めでたく当選を果たしました。

 しかしながら、民主党候補の後塵を拝するかたちとなり、全国的にも、選挙区、比例区とも民主党が第一位であり、与野党別でも野党の勝利となったのであります。

 前年の衆議院選挙に続く民主党に対する敗北は、選挙対策のみならず、党の再生を促す兆候と捉えるべきであり、特に、立党五十周年の本年、われわれは真の責任政党として、『新生自民党』の確立に全身全霊をかたむけなければなりません。

 また、記憶に新しい3月13日投開票の第17回千葉県知事選挙においては、わが党は県政史上初めて独自候補の擁立ができませんでした。昨年秋から本格化した候補擁立作業が、党本部との考え方の相違もあり本年にまで結論が持ち越され、最終的には候補擁立を断念したのであります。

 この間には、党員・党友の皆様、また、わが党を支持・支援していただいている各界・各層の皆様方には、ご心配とご迷惑をおかけいたしました。改めてお詫び申し上げます。

 さて、候補擁立を断念した後、知事選に対しては、立候補の意思を表明していたわが党の同志である森田健作元衆議院議員を支持・支援することとし、側面、後方から「サポーター」としての立場で選挙に臨むという、わが党として初めての体制で選挙戦に突入しました。

 森田候補の反響は目覚ましいものがありましたが、しかしながら、立候補表明が2月8日と投票日までわずか一か月ほどしかなかったことや党を前面に出さない運動形態への不慣れとこれに拘わる周知・浸透の難しさなどから、出遅れと初期の盛り上がりに欠けた点は否めないところでありました。

 しかし一転、選挙戦中・終盤にさしかかると日増しに、そして急激に状勢が盛り上がり、結果、敗れはしたものの954,039票を獲得、票差6,086、得票率わずか0.3%差まで現職を追い込んだのであります。

 いわゆる「たら」「れば」はいくつもあるわけでありますが、いずれにしても、わが党としてこの選挙戦での初めての体験は、今後の選挙にも大いに活かされることと考えます。

 さらに、わが党の大きな変化は、二期目の堂本県政に対して、野党としての立場を明確にしたことであります。詳しくは後の「政策方針」の説明にありますが、しかし、野党の姿勢は一朝一夕にできるものではなく、特に政策面での厳しい努力が必要であります。党員・党友、また支持者の皆様とともに努力してまいりますので、ご支援・ご指導をよろしくお願い申し上げます。

 また、この知事選挙と同時に県議会議員の補欠選挙が市川市、木更津市、松戸市、我孫子市で行われ、わが党は木更津市に渡辺芳邦君、松戸市に岩田富久司君をそれぞれ公認候補として擁立しました。

 松戸市においては惜敗となりましたが、木更津市では渡辺候補が大量得票によりめでたく当選を果たされました。渡辺芳邦君は県議会議員現職でご逝去された故渡辺二夫君の長男であります。渡辺君を加えて、わが党は県議会で六十八議席となりました。

 次に、第71回自由民主党大会について申し上げます。

 去る1月18日、公明党や経済界の方々をはじめ多くの来賓、衆参議員、全国から参加の代議員など約3,200人が新高輪プリンスホテルに出席して盛大に開催されました。

 今年の大会は、立党五十周年を秋に控え、改めて真の自民党の姿を示すことを主題に開催されました。

 この大会の席上で、わが県から優秀党員として、

 石井準一君、田久保尚俊君、斎藤万祐君、鈴木良紀君、武 正幸君、大谷千代子君、松澤 弘君、関谷四郎君、瀬宮 信君、狢川勘一 君、川津 勇君、石井一行  君の12名が晴れの総裁表彰を受けられました。受賞者の皆様に心よりお祝いを申し上げます。

 次に、党県連が行った諸活動について申し上げます。

 その第1は、青年局・青年部が行った街頭キャンペーンについてであります。

 新しい自民党、行動する自民党を広く県民にアピールし、わが党に対する認識を広め支持の底辺を広げることをめざし、情熱のある青年局・部の県議団が決起し、街頭キャンペーンを実施いたしました。

 特に、無党派層といわれる若人や女性層に働きかけるため、県内各地域を広範に、また、長期間にわたる活動で、若手県議団の愛党の心意気を示す直接行動として話題を集めました。

 第2は、恒例化した移動政調会についてであります。

 昨年は数えて29回目となり、知事選挙の前年であるということから、県の予算編成の進行状況を勘案し、少しでも予算の概要が示せるようにと開催をぎりぎりまで遅らせ、12月に4会場に絞り開催されました。

 20日に中部地区、南部地区、21日に西部地区、東部地区で開催され、支部、地方議員連絡協議会、市町村長など関係者が出席、地域の要望が提出されました。

 この要望は、22日開催の団体からの要望と併せ、すべてを県に対して提出してあります。現在の骨格予算が六月定例県議会で肉付けされ本格予算となりますが、提出した要望が最大限反映されるよう全力を尽くしてまいります。

 第3は、党県連主催の政経文化パーティーについてであります。
党県連としては、県連財政の健全化と良質な事業資金を確保することを目的として、原則として二年に一度、政経文化パーティーを開催しております。

 昨年は、5月30日、定期大会に続き、千葉市の幕張プリンスホテルで盛大に開催され、本来の目的を充分に達成いたしました。ご協力をいただいた皆様に、改めて心から感謝申し上げます。

 最後に、多年にわたりわが党の伸展に多大の貢献をされ、惜しくも他界されました方々をご報告申し上げ、生前のご功績を称えたいと存じます。

 県議会議員 渡辺 二夫 君、元衆議院議員 林 大幹 君、元県議会議員 高橋 義雄 君、元県議会議員 戸辺 敬 君、元県議会議員・市川市長 鈴木忠兵衛  君の諸先輩が逝去されました。

 ここに各位とともに謹んで哀悼のまことを捧げ、ご冥福をお祈り申し上げます。

 以上で党情報告を終わりますが、本大会に提案いたしました運動方針案等をはじめ、各議案に対し、慎重にご審議賜りますようお願い申し上げます。

第48回県連定期大会