来賓祝辞 | ちば自民党

来賓祝辞

平成十八年三月二十五日

第四十九回定期大会

千葉県知事 堂本暁子

 皆様、おはようございます。本日は、自由民主党千葉県支部連合会、第49回の定期大会にお招きいただき、誠にありがとうございました。本大会の御盛会をお喜び申し上げますとともに、一言、御挨拶を申し上げとう存じます。

 最近うれしかったことは、WBC、ワールド・ベースボール・クラシックで日本が優勝したことですけども、中でも、千葉ロッテマリーンズの方たち、西岡、そして、渡辺俊介など8人の選手が、守って良し、打って良し、そして投げて良しの大活躍でございました。これも大変うれしいことでございます。一方、お相撲を見ますと、白鵬、琴欧州など、モンゴルやブルガリアの力士たちが活躍しています。自民党総裁の小泉総理は、国技の相撲で日本人の横綱がいないのは、アメリカがWBCで優勝できなかったのに似ていると言われたそうでございますが、まさに国と国との垣根が低くなってグローバライゼーションが進んでいるということを実感させられます。

 千葉県も、国内的な競争に打ち勝つだけではなく、世界の中の千葉県という視点が、経済的にも文化的にも、今、求められていることは間違いございません。ところで、千葉県の、ここ、今年、来年にかけての最大の課題は市町村合併だと思っております。明治維新は近代国家としての道を日本が歩み始めるために統一された国家体制、つまり中央集権を進めるための必然的な改革であり、合併でした。各派に分かれ、戦国時代からの混沌を引きずっていたのでは、欧米諸国と渡り合うわけにはいかない状況にございました。今進んでいる地方分権は全く逆の改革でございます。地方が経済的にも行政的にも力を付け、活性化し、地域の個性が発揮できる改革、そして合併、それが平成維新ということだと思います。まさに明治の政治家が命を賭して改革を成し遂げたように、今、私たちも時代の節目にあって、千葉県づくり、そして国づくりという改革を成し遂げていかなければならない、そういう時期に直面していると思っております。

 千葉県議会の最大の会派であられる自由民主党の皆様とともに、御一緒に千葉県の持続的な発展、600万県民一人一人の幸せ、そして真の地方自治を実現するために、全力で知事として取り組んでいきたいと考えております。よろしくお願いを申し上げとうございます。

 結びに、自由民主党千葉県支部連合会の益々の御発展とお集まりの皆様の御活躍、御健勝を祈念いたしまして挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

第49回県連定期大会