運動方針案 | ちば自民党

運動方針案

 ◆運動方針案(PDFファイル)

組織委員長 吉本 充

 第五十回定期大会の運動方針案についてご説明申し上げます。

 大会資料の二ページから四ページをご覧いただきたいと存じます。

 昨年三月末に第一ステージを終えた市町村合併後、初の統一地方選挙が行われ、県議会では新たに九十五名の議員が選ばれました。

 今回わが党は、十一名が勇退するという世代の交代期に加え、市町村合併による選挙区の見直し、定数の削減など厳しい状況下での戦いであり、新旧の大幅な入れ替えがありました。

  われわれは、党員・党友が一丸となって、積極果敢な活動を展開し、結果、県議会議員定数九十五議席のうち五十六議席を獲得、安定多数を確保するにいたりました。一方、県議選と同時に行われた千葉市議会議員選挙、後半の市町村長、議会議員選挙では、わが党の公認・推薦を含め多数の保守系議員が誕生しました。

  しかしながら、これらの結果は、県民がわが党の実績を評価し、また、わが党に対する信頼、期待の現れであるとは言い難いものがあります。

  このことに鑑み、本年は次に掲げる点を重点課題とし、責任政党として、地域住民と密着し、民主政治の基盤をなしている地方自治の健全な発展を目指し、地域の潜在力を活用した生きがいと活力ある千葉県の実現に向け、邁進しようとするものであります。

 まず第一に「党員獲得運動を促進しよう」であります。

 わが党にとって、党勢の拡大を図り、安定した支持基盤を築くためには、より多くの党員の獲得が至上命題であります。

  昨年、県下六万人党員の獲得を目指しましたが、結果、一昨年の党員数の八十八%、二万三百五十四名でありました。

  この原因は、県民の政党離れ、市町村合併による支部の解散等も理由のひとつであるとはいえ、600万県民を数える千葉県においては、誠に遺憾であります。

  そこで、本年は、①衆・参議員候補者選定基準である党員確保努力目標の達成、②地方議員支部の「五十人党員の継続の義務づけ」、③支部構成要因である「党員五十名以上」の徹底、④職域党員の増強・定着の四点を課題に掲げ、党員獲得運動を展開するものであります。

 次に「青年局・青年部、女性局、学生部の活性化を図ろう」であります。

 党の組織の第一線で活躍するのは青年・女性党員であり、その役割は極めて重要であります。

 青年局・青年部にあっては、各種街頭活動の強化と組織的広報活動の展開、さらには各種青年団体との交流を図ることにより、若者の政治への参加を求め、また、女性局は、党内外の女性組織と連携を図り、「りぶる」の購読拡販、各種研修会の実施等、女性党員の意識高揚と組織拡大・強化を図るものであります。

  一方、一昨年設置した学生部の確立・充実のため、学生の政治に対する意識と関心を高め、若者の意見が政策に反映されるよう努めようとするものであります。

 次に第三として「戦略的な広報活動を展開しよう」であります。

 選挙はもちろんのこと日常の政治活動においても、広報の果たす役割はますます重要性を増してきているといえます。

  そこで、①社会情勢や世論を的確にとらえた戦略的な情報発信、②党本部と都道府県支部連合会、支部間のスピーディーな情報の共有化、③機関紙誌を活用した日常活動の活性化と党勢拡大、④情報量の豊富な魅力あるホームページの制作と積極的な活用、の四点を目標に掲げ、党本部と都道府県支部連合会、支部が広報戦略に基づいた活動を一体的に展開しようとするものであります。

 第四として、「参議院選挙の必勝を期し、積極果敢な戦いに挑もう」であります。

 われわれは、第二十一回参議院議員選挙の必勝のために、党の命運をかけて総力を結集し、国民・県民に対し、責任を負う安定した政治基盤を構築する決意であります。

  わが党は、三年前の同選挙で四十九議席を獲得、しかし、過半数の議席に達していない状況にあります。

  従って、わが党にとってこの選挙は、いかに過半数を超える議員を確保できるかが最も大きな課題であり、また、「美しい国、日本」の実現を目指すわが党の信を問う重要な戦いであります。

  このような認識に立って、わが千葉県選挙区において石井準一、白須賀貴樹両候補の必勝を期し、県民一人ひとりにまできめ細かく訴える積極果敢な戦いを挑んでいくものであります。

 なお、政策については、このあと岡村政調会長からご説明がございます。

 以上、雑ぱくでございますが、運動方針案の説明といたします。

第50回県連定期大会