第51回定期大会 会長挨拶 | ちば自民党

第51回定期大会 会長挨拶

会長 林 幹雄

昨年8月、浜田靖一県連会長の後任として会長職を務めております林幹雄でございます。本日は第51回自民党千葉県連の定期党大会を開くに当たりまして、県内各地から党員・党議の皆様に御参加を頂きまして、こういう盛大に開かれますことを心から感謝を申し上げたいと存じます。そして、特にお忙しい中、友党であります公明党千葉県本部代表吉野先生、そして、また千議連会長であります横須賀先生の御出席を賜りまして、大変有り難く存ずる次第でございます。加えて、千葉県議会議長にも錦上花を添えていただきましたことを感謝申し上げます。また、本日、表彰されます党員の皆様方に対しまして、心から敬意と感謝を表したいと存じます。これからもまた御指導をお願いをしたいと存じます。ありがとうございました。

 さて、昨年の参議院選挙には、残念ながら我が党は惨敗をいたしました。我が千葉県連も二人擁立を果たせず、その複数擁立の難しさを痛感して、また、いるところでございます。そのあおりを食って、今国会はいわゆるねじれ現象、ねじれ国会になっている次第でありまして、ある意味では、きちんと応援してくださった党員の皆様方におわびをしなければならないというふうに痛感しているところでございます。

 今、御案内のとおり、国会では道路特定財源をめぐる攻防が繰り広げられております。攻防というより、むしろ民主の嫌がらせというか、党利党略をそのまま政局に結び付けようとしているところにあるわけでございます。もう皆さん御案内のとおり、この問題はガソリンを25円下げればいいというだけの問題ではありません。つまり、道路の整備そのものもありますけれども、地方財政そのものの問題でもあるわけでございます。知ってのとおり、暫定税率25円下げろと、やめろということになれば、この千葉県も財政では直撃いたします。612億が288億円になる。つまり、320億円も減額されてしまう。と同時に、今日お集まりの市町村の方々にも多大な御迷惑を掛けることになるわけでございまして、その道路整備のために55億ほど来ているものが、やはり30億激減してしまうということになります。私の出身は銚子でありますけれども、銚子の例を取りますと、5億7000万の道路整備費が3億1000万になってしまう。これで果たして銚子の財政は逼迫しないでやっていけるのかという問題が横たわっているわけでございまして、そういったことは棚に置いて、25円下げると。賛成か反対か。それは税金は安いにこしたことはないんです。そういう中で、どうせ自民党はこれを4月にずれ込ませて値下げすれば60日規程を使って、また、この財政のことを責任を持つという意味合いから元に戻すに違いないと。そうすれば4月一杯混乱すると。上げたり下げたり。その混乱の責任を取って政局に持ち込もうというのが民主の党利党略でありまして、これは許されてならないわけでありまして、そういうことがあってはならないと、そういう国民に混乱を持ち込んではいかんということで、我が党は1月にいわゆるつなぎ法案、セーフティーネット法案を提出したわけでございまして、それならば抜本的に論議しようと、抜本的に審議をしようということで、1か月掛かろうと2か月掛かろうと徹底審議をしたらいいではないかということで、このつなぎ法案を提出したわけでありますけれども、それではかなわんということで、両院の議長が中に入って、そして衆参良識を持って3月一杯にその審議を完了すると。賛否は別にして。そういうことで紳士的に各政党の幹事長が署名をして今日に至っているわけでありますけれども、民主は、もう暫定税源廃止だと、ガソリン25円値下げ、これは一歩もゆずらんということで、いまだに、2月29日に衆議院から予算案と一緒にこの法案を参議院に送付しているにもかかわらず、いまだに参議院の委員会には付託されていない。やる気が全くないわけであります。それを楯に、審議時間がないから、これはもう廃案だと、廃止だというようなことで、4月にずれ込ませるものを既成の事実にしようとしているわけであります。この混乱を作ったのは民主党である。それを責任を取れと言っているのが、自民党政府に対して責任を取らせるというのが今回のシナリオになっているわけでございまして、こういう身勝手なことは許されないわけであります。こういう無責任な政党に断じて政権は渡せないというのが我々の強い決意でございまして、これから10日間、あらゆる対応をして、国民の混乱を少しでも和らげる、ないようにして切り抜けるということに全力を挙げて、責任政党としての責任を果たしていかなければというふうに思っている次第でございます。どうか皆さん方に是非とも御理解を、そして、またお支えを頂きたいなというふうに思う次第でございます。我々はやはり、このいじわるやあるいはこういう政党人にあってはならないことに整然と立ち向かって、そして国民のために、たまにはつらいこともしなければならないという意気込みで臨みたいと思っておりますので、どうか、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。

 千葉県は我が日本の縮図であります。つまり、漁業、農業を初め、あらゆる産業がございますし、また、過疎もあれば千葉都民といわれる大都市もございます。そういった意味で、我が自民党県連は千葉県発展のために第一線で、県会議員あるいは市町村議員、こういったことが一体となって今日まで取り組んできて千葉県があるわけであります。言ってみれば我が党がリードしてきたわけでございます。これからも、この千葉県を我が自由民主党県連が責任を持って、この発展に努力をしていかなければなりませんし、そのつもりで我々も第一線で取り組んでまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いをしたいと存じます。そういう意味では、今年のこの我が党の県連の方針を決定する大会でございます。皆さんの御協力を心から、また御支援を、御理解を心からお願いを申し上げまして、会長としてのあいさつに代えさせていただきます。本日はありがとうございます。よろしくお願いします。

第51回県連定期大会