第52回定期大会 党情報告 | ちば自民党

第52回定期大会 党情報告

幹事長 本清秀雄

党情

 平成20年3月22日の第「51回定期大会」以降の党情については、以下のとおり。

◆組織について
  支部の構成は、地域支部68、職域支部42、衆議院選挙区支部13、参議院選挙区支部2の計125支部。

 平成20年度在籍党員数は、前年度比406名減の20,006名。

 全国的な党員数低迷のなかで、本県においては、議員支部の「50人党員継続義務づけ」、支部党員50人以上の徹底、職域党員の増強・定着の三点を重点として党員獲得を展開してきた。しかし、人口全国第6位の610万県民の本県としては、党員数の全国順位23位は誠に残念な結果である。

 また、市町村においては、合併により数が56と大幅に再編されたことに伴う党支部への改廃が生じたことに加え、今後の合併による一層の市町村数減少と併せ、同議員も最大で合併前の三分の二程度まで減少すると見込まれている。このことは、これまで、政治情勢の変動のなかで、わが党の基盤を地方が強力に支えてきた体制の弱体化が大きく懸念されるところである。

 党員獲得運動とともに、将来を見据えた体制整備の道筋をつけることが、現在、喫緊かつ最大の課題である。

◆麻生内閣について
  昨年9月22日総裁選挙が実施され、麻生太郎新総裁を選出、続く24日、第92代内閣総理大臣に就任し、麻生内閣が発足した。この麻生内閣で、わが県から森英介法務大臣と浜田靖一防衛大臣が誕生したことは、我々党員・党友、また、わが党に関係する全ての人々の大きな喜びであり、改めてお祝いを申し上げる。

◆選挙について
  本年3月29日に、第18回千葉県知事選挙が執行された。この知事選挙は、8年続いてしまった堂本県政と決別し、真の県民本位の県政を取り戻す極めて重要な選挙であった。

 わが党県連は、昨年の大会直後から検討機関を設置するなど、この選挙に取り組んできたが、結果として、今回も候補者の擁立に至らなかった。責任政党を自認し、標榜するわが党としては、県民からのいかなる叱責をも甘んじて受けなければならない、誠にふがいない状況での選挙戦となった。

 選挙は、5人の候補者で戦われ、わが党県連は自主投票として、党員個々の責任で選挙戦を戦った。

 結果は、わが党県連が4年前の前回選挙で「支持」とした 森田健作 候補が大勝した。

 わが党県連は、森田新知事とは基本的な姿勢は共有するところであり、共に県民に視点を置いた、県民本位の県政への転換と推進のため邁進するものである。

 一方で、今回も知事候補を擁立できなかったことについては、真摯に、厳しく反省しなければならない。こうした事態が続き、しかも、それが党内の対立であるかの報道がなされ続ければ、県民の信頼はおろか、党員・党友の結束も危うくすることに、我々全員が自らを問いたださなければならない。

 目睫に衆議院議員総選挙が控えていることを考えれば、わが党県連と取り巻く環境をも考慮しながら、直ちに、態勢づくりや選挙戦の進め方について万全の体制構築を急がなければならない。

 ◆第76回自由民主党大会について
  去る1月18日、第76回自由民主党大会が、多くの来賓、衆参議員、全国から参加の代議員など約2,000人がグランドプリンスホテル新高輪に出席して盛大に開催された。

 この大会の席上で、わが県からの優秀党員、優秀組織としての表彰者は以下とおり。

成尾政美君、河上茂君、宍倉登君、岩井清郎君、七戸俊治君、木村茂樹君、
今井定勝君、小川清君、石井利夫君、戸村喜八君、馬渡辨龍君、田中洋君

 ◆党県連の諸活動について
  1.青年局・青年部の活動
  改革加速の新しい自民党、積極果敢に行動する自民党を広くアピールし、わが党に対する認識を広め支持の底辺を広げることをめざし、この一年間も、情熱のある青年局・部の県議団が決起し、街頭キャンペーンを実施し、定着してきた。

 無党派層といわれる若人や女性層に対する働きかけのため、県内各地域での広範な活動で、若手県議団の熱い愛党の心意気を示す直接行動として話題を集めた。

 また、学生部の復活設置については、目標に掲げ続けているが、早期の設置をめざして活動を加速させていく。

 2.女性局の活動
  女性局は、現在の政治を取り巻く厳しい状況のなかで、政策における女性の視点からの提言や研修会開催等による党意識の高揚と政策の研鑽などにより、一層活動的な組織体として、わが党に対する理解を広げるため積極的に取り組んでいる。

 昨年も、毎年開催している「研修会」を開催するなど研鑽を重ねているが、今後の課題として、党内外の女性組織との連携を強化しつつ、「りぶる」の購読拡大と関連活動の拡充など、意識高揚ともに組織の拡大・充実をめざしていく。

 政策活動については、新県政下での取り組みを踏まえた政策全般について、別途「政策方針」として政務調査会長から説明する。

 多年にわたりわが党の伸展に多大の貢献をされ、惜しくも他界された方
県議会議員   中村昌成君、元参議院議員、衆議院議員、県議会議員  井上裕君、
元県議会議員  花沢三郎君、元県議会議員  大塚 堯玄君、元県議会議員  安藤信吉君

 ◆結び
  選挙でも触れたとおり、知事選挙への対応の反省、責任から、現県連執行部は、基本的に一新する。

 新体制のもとで、責任政党としての責務を果たしていく。 

第52回県連定期大会