第53回定期大会 会長挨拶 | ちば自民党

第53回定期大会 会長挨拶

会長 森 英介

会長挨拶

【森 英介】 第53回県連定期大会を開催いたしましたところ、大勢の党員・党友の皆様方に御参加を頂きまして誠にありがとうございました。とりわけ、森田健作千葉県知事、藤井弘之公明党千葉県本部幹事長、また、髙安紘一千議連会長におかれましては、大変公務御多端の中、御参列いただきまして、華を添えていただきましたことを心から御礼申し上げます。また、党本部からは、大島理森幹事長が出席をしていただいております。

 さて、今更申し上げるまでもなく、昨年の8月の衆議院選挙で、私ども自由民主党は歴史的な敗北を喫しました。思い返してみれば、戦後おおむね一貫してこの国の政権を担ってきた自由民主党でございますけれども、その間において、やはり反省すべき点が限りないほどあるというふうに思います。まず、やはり、長年の間に政権の座にあぐらをかいて国民との距離が隔たりができていたんじゃないか。今こうして野党の立場になりまして、その折りに皆様方から賜りました絶大な御支援に心から感謝を申し上げますとともに、このような結果を招いたことを心からおわびを申し上げます。

 しかしながら、その後7か月にわたりまして、現在の民主党政権の有り様を見ておりますに、私どもにとりましては、全く理解のできないことばかりでございます。総理・幹事長のあのお金の問題は今更申すまでもなく、全く財政技術など何のそののバラマキ政策、いわば、一言で言うならば、国家社会主義的な政策の、まさにあの品評会であります。加えまして、浜田選対委員長の本職でありますところの安全保障、外交の問題についてはですね、これは沖縄県民の心をもてあそび、いたぶりですね、果たして本当にこれで結果が得られるのか。その他、限りないほど、申し上げればいろんなことがあるわけでございますけれども、このまま放っておけばですね、我が国は亡国の道をたどるのではないか。地球上を漂流して、そのうち沈没してしまうのではないかと、こう思わざるを得ません。したがいまして、反省しつつもですね、しっかりと新しい自民党を再生をいたしまして、そして一日も早く政権奪還を目指さなければいけないと決意を固めているところでございます。

 そこにありまして、いよいよ参議院選挙が100日を切りました。この参議院選挙こそ、我が自由民主党にとっては、反転攻勢のきっかけにしなければならない極めて重要な選挙であります。時あたかも3日前には、自由民主党本部でも参議院選挙対策本部が開かれました。今回の参議院選挙に臨むに当たりまして、私どもは、今回改選になります椎名一保参議院議員の擁立を早く決めていたわけでございますけれども、前回から、定数が2人から3人になりましたので、これは何としても2人擁立して、反転攻勢の気構えを示そうじゃないかということで、党本部から加えまして、猪口邦子元少子化大臣が千葉県の候補者として決定をされました。したがいまして、今回の選挙で、何としてもこの2人の必勝を期して、千葉県から日本全国に自由民主党反転攻勢ののろしを上げたいというふうに思っているところでございます。(拍手)大変厳しい選挙とは重々承知の上でございますけれども、今日お集まりの皆様方のこれまでに倍してのですね、御支援、御奮闘を心からお願いする次第でございます。

 自由民主党の敗北を受けまして、私、森英介、大変非力でございますけれども、県連の会長を仰せつかりました。私も死力を尽くして、先頭に立って千葉県連の再建のために奮励努力をする覚悟でございますけれども、前回の選挙で、多くの優秀な、また、本当に心から信頼できる同志が苦杯を喫しまして、今日も大勢、支部長で来ておりますけれども、その参議院選挙で何としても反転攻勢をして、来るべき衆議院選挙において、この優秀な仲間の復帰を念願をしたいと思います。

 こうした状況になりまして、つくづく感じますことはですね、私ども自由民主党にとって本当に有り難いことは、やはり、地方組織の皆様方のお力がいまだに厳然としてあるということでありまして、今回も千葉県においてはですね、県議団においては圧倒的な多数を占めておりますし、また、各市町村における地方議員の市町村長の皆様方、また、議員の皆様方、こうした皆様方が自由民主党の屋台骨を支えていただいているわけでございまして、加えまして、野党という立場になったにもかかわりませず、変わらぬ友情を示してくださっております友好団体の皆様方もあります。こうした皆様方のお力を何としても結集いたしまして、まず、この参議院選挙で反転攻勢の礎を築き、そして来年の統一地方選で更に充実強化をして、来るべき衆議院選挙に臨みたいというふうに思うわけでございます。

 何といたしましても、100日を切りましたこの参議院選挙で、選挙区においてはですね、この椎名一保、猪口邦子の両名の必勝を期しますとともに、千葉県から出ております比例の候補者である臼井正人候補予定者を初め、多くの友好団体から優秀な候補者を擁立をしていただいておりますので、こうした比例区においても、共々にお力添えを賜りたいというふうに思います。大変厳しい時代でございますけれども、こういう立場になったからこそですね、真の保守の精神に立ち返りまして、未来を切りひらくことのできる正しいしっかりした政策を打ち立てて、これからの日本の将来を切り開くために全力を尽くしたいと思っております。皆様方の今後ともの絶大な御支援、お力添えを心からお願い申し上げますとともに、そうした反転攻勢に向けまして、今日の県連大会というのは極めて意義ある大会というふうに受け止めておりますので、この大会が実りあるものとなることを心から祈念するものでございます。

 後ほど幹事長から、大島幹事長からいろいろなお話があると思いますけれども、中央の様々なごたごたしたことで、大変、前線の現場の皆様方には本当に御迷惑をお掛けしてきたことを本当に心が痛むわけでございますが、私は、どうやら、そのごたごたも峠を越してですね、これから谷垣総裁を中心として一致結束した体制ができるというふうに確信をしているところでございます。どうか、こうしたこともですね、ひとつ、何とぞ御理解を頂きまして、この上ともの御支援、御鞭撻を心からお願いし、今日の県連大会の有意義な成功を心から念願をいたしまして、県連会長としてのあいさつと決意の表明に代えさせていただきたいと思います。何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)