第54回定期大会 党情報告 | ちば自民党

第54回定期大会 党情報告

幹事長 酒井茂英

第54回自由民主党千葉県支部連合会定期大会 党情

平成22年4月10日の第「53回定期大会」以降の党情については、以下のとおり。

・組織について
支部の構成は、地域支部66、職域支部36、衆議院選挙区支部13、参議院選挙区支部2の計117支部。
平成22年度在籍党員数は、前年度比1,742名減の16,296名。
昨年度は、党員目標数として、議員関係で15,000名、支部関係で15,000名の計30,000名党員をめざして党員獲得を展開してきたが、全国的な党員数低迷のなかで、約一割の減少となった。人口全国第6位の621万県民の本県としては、党員数の低迷は誠に残念な結果である。
本年度も、地域・職域支部、選挙区支部、所属国会議員・県議会議員それぞれに目標を定め、〝3万人党員〟の目標に向け、党員獲得、定着の運動を展開していく。
また、市町村数は長く続いた80から54と約三分の二となり、併せて市町村議会議員の大幅な減少に支部の改廃も加わり、これまで、党基盤を第一線で支えてこられた勢力の大幅な減少に対する体制の再構築も大きな課題となっている。
これら新たな課題に対して、将来を見据えた的確な体制整備の道筋をつけることが、現在、喫緊かつ最大の課題である。

・選挙について
昨年7月11日、第22回参議院議員通常選挙が執行された。前年の衆議院議員総選挙でのわが党の歴史的大敗により民主党政権となって以来初めての国政選挙であり、民主党政権のほころびやいい加減さが露呈してきていたなかでの戦いであった。
わが党は、選挙区に、現職と新人の2候補を擁立して臨んだが、現職は残念な結果となった。参院選の複数候補での戦いに、今回も課題を残すものとなった。
野党になったわが党に対しても、特に政策面での期待は依然として高水準である。わが党は今こそ、特定の勢力に偏らない本来の国民政党としての立場を明確にし、新しい真の保守政党としての確かな将来ビジョンを提示しなければならない。
このまま現在の民主党政権を続けさせることは、まさに、日本を〝亡国〟に導くことである。一日も早い政権奪還をめざさなければならない。
また、本年4月10日並びに24日に執行された第17回統一地方選挙においては、前半の県議会議員選挙において、引き続き、95の過半数を超える議席を獲得し、県議会議員55名の体制となった。
同日の千葉市議会議員選挙や後半の市長、市町議会議員選挙においては、わが党の公認・推薦候補が多数当選し、保守系議員とともに地方におけるわが党の勢力を保つことができた。
 
・大会選出役員の異動について
昨年6月22日付で、副会長に 酒井 茂英 君が就任。また、8月4日付で、会長に 松野 博一 君が、選挙対策委員長に 石井 準一 君がそれぞれ就任した。
さらに、本年6月3日付で、幹事長に 酒井 茂英 君が、また、同15日付で、政務調査会長に 阿部 紘一 君が就任した。

・第78回自由民主党大会について
去る1月23日、第78回自由民主党大会が、多くの来賓、衆参議員、全国から参加の代議員他が「グランドプリンスホテル赤坂」に出席して盛大に開催された。
この大会の席上で、わが県からの優秀党員の表彰者は以下とおり。

遠 藤 澄 夫  君、 宇 野   裕  君、 田 中 宗 隆  君、
井 上 好 生  君、 鳥 飼 明二郎  君、 花 川   宏  君、
荒 木 文 雄  君、 佐久間 政   君、 石 塚 三喜夫  君、
熊 谷 利 和  君、 板 倉 敬 一  君、 飯 田 光 男  君
齋 藤 信 夫  君、 髙 仲 貞 良  君、 田 嶋 隆 威  君
石 井 吉 夫  君、 森   喜 弘  君

・党県連の諸活動について
1.青年局・青年部の活動
定着してきた街頭キャンペーンにより、改革加速の自民党、積極果敢な行動の自民党を広くアピールし、わが党に対する認識を広め支持の底辺を広げることをめざし、情熱のある青年局・部の県議団が決起し、若手県議団の熱い愛党の心意気を示す直接行動として話題を集めた。
また、より広範囲な視点によるボランティア活動の展開など、新たな方向性も模索していく。

2.女性局の活動
女性局は、女性の視点からの提言や研修会開催などにより、政治を取り巻く厳しい状況、とりわけ政権交代後の党意識の高揚と政策の研鑽などにより、一層活動的な組織体として、わが党に対する理解を広げるため積極的に取り組んでいる。
昨年も、毎年の「研修会」などの研鑽を重ねているが、今後は、党内外の女性組織との連携の強化や「りぶる」の購読拡大と関連活動の拡充、また、地域ボランティア活動など、意識高揚ともに組織の拡大・充実をめざしていく。

政策活動については、本格化する森田県政下での取り組みを踏まえた政策全般について、別途「政策方針」として政務調査会長から説明する。
 
・多年にわたりわが党の伸展に多大の貢献をされ、惜しくも他界された方

県議会議員  近 藤 喜久夫  君
県議会議員  大 野   眞  君

・結び
鳴り物入りで政権に着いた民主党については、わが党は当初からその信憑性や実力を疑っていたが、実態はそれ以上であった。菅内閣になり、それはより加速したが、今回の東日本大震災での政府の対応は、まさに、〝いい加減〟〝場当たり〟〝迷走〟が極まった。菅内閣そのものが、まさに〝大災害〟であることは、国民も認知した。
われわれは、政権担当能力のかけらもない民主党を中心とした でたらめ な政権に対して、わが党の歴史や実績は踏まえながらも、わが党として明確な姿勢、ビジョン、政策を提示して、真の政権政党にふさわしい姿で一日も早い国民の審判を受け、政権奪還をめざさなければならない。
一刻も早く解散総選挙に追い込み、わが党の政権により、国際的にも危うくなりかけている「日本」の本来の姿を回復しなければならない。
わが党は、今後とも、責任政党としての責務を果たしていく。

第54回県連定期大会