ちば議員会のお知らせ

平成29年6月定例県議会 代表・一般質問質疑内容を掲載

6月21日(火) 第1日(代表質問)

  • 【昨年度決算は65億円黒字に】
    石毛之行議員は、2月補正予算の時点では収支均衡の見込みだった2016年度の千葉県一般会計決算の状況を確認した。

    高橋渡副知事は「年度末までに、徹底した経費の節減に努め、人件費や社会保障費の確定に伴う不用額も生じ、歳入面では企業収益の増により法人2税が増加した。こうしたことから、65億円程度の黒字を確保できる見込み」と答弁した。

    県財政課によると、黒字幅は15年度決算の約14億円を大きく上回ることになり、財政調整基金への積み立てや9月補正予算の財源に充てる見通し。県税は当初より5~10億円程度の増収を見込む。最終的な決算は8月上旬ごろに固まる予定。

    県の一般会計収支は02、03年度決算で赤字だったが、04年度以降は黒字を確保している。

6月23日(木) 第3日(一般質問)

  • 【千葉-新宿の特急増発要請】
    佐野彰議員は千葉-新宿駅間の所要時間を短縮する特急増発の必要性を指摘した。

    遠山誠一総合企画部長は「JR千葉駅から新宿へのアクセスは総武・中央線経由の各駅停車が中心で、同区間を走行する特急は平日1日2本にとどまっている」と説明。

    新宿はビジネス拠点に加え、多方面への経路が集中するターミナル駅のため「千葉駅からの速達性を確保することは各地域への乗り換え利便性向上にもつながる。県として特急増発をJRに働き掛けていく」とした。
  • 【国民保護訓練、メッセで1月】
    瀧田敏幸議員は、千葉県が国・千葉市と合同開催する「国民保護実動訓練」の目的を聞いた。

    横山正博防災危機管理部長は「千葉県は大規模集客施設が多く、テロ災害への対処能力向上を図るため、来年1月に幕張メッセなどで実施する」と説明。化学剤散布による被害などを想定し、消防や警察、自衛隊、医療チームが参加するとした。

    武力攻撃事態やテロを想定した国民保護法に基づく訓練で、千葉県では約10年ぶり。3年後のメッセでの五輪・パラリンピック開催にも備える。

6月23日(木) 第4日(一般質問)

  • 【浄化槽検査徹底策8月施行】
    山中操議員は、浄化槽新設時の法定検査を必ず受けてもらうための方策を確認した。

    吉添圭介環境生活部長は、新設時の「7条検査」に関する千葉県の要綱を改正すると報告。「建築確認申請や設置届け出の際、あらかじめ検査を申し込んでもらい、検査手数料の納付書の写しの添付を求める」と説明し、同改正を「8月をめどに施行したい」と答弁した。

    千葉県によると、2015年度の同検査の県内受検率は58・9%で全国ワースト。本年度、指定検査機関を二つに増やした。
  • 【成田外国客向けにミニ店舗】
    小路正和議員は、千葉県が成田空港内に設置する「ミニアンテナショップ」の狙いを聞いた。

    吉田和彦商工労働部長は、外国人観光客をターゲットとして第1、第2の両旅客ターミナルに置くと説明。「市町村や観光事業者、経済団体の協力を得て千葉県特産品を陳列販売し、ニーズの把握に努める」と答弁した。

    千葉県によると、両ターミナルとも4階の既存土産店の一角を借りる。8月から来年3月までの期間限定で営業予定。提案中の補正予算案に経費400万円を計上した。
  • 【イノシシ出没対策で手引書】
    江野澤吉克議員は、イノシシの市街地出没への備えや、有害鳥獣の捕獲促進策を聞いた。

    森田健作知事は「市街地では住民、自治体、警察、狩猟関係者らの連携対応が必要」とした上で、千葉県が本年度、市町村向けに「連絡体制構築に当たっての留意点や出没時に取るべき対処方法などを記載のマニュアルを作成する」と報告した。

    一方、3月に女性や若者向けに開いたハンター入門セミナーで参加者の9割が「狩猟を始めたい」と回答。捕獲の担い手増が期待できるという。
  • 【拉致県民大会6年ぶり開催】
    瀧田敏幸議員は、北朝鮮の拉致問題に対する機運を高める県民大会を実施するか尋ねた。

    森田知事は5人の拉致被害者の帰国から15年たつが、問題はまだ解決していないとして「早期解決を求める県民大会を9月に開催する方向で準備を進めている」ことを明らかにした。

    千葉県政策企画課によると、会場は千葉市内で調整。2010、11年度に開催したが、その後はドキュメンタリー映画「めぐみ」の上映会を行っており、県民大会は開かれていない。
  • 【14市町村に五輪教育推進校】
    武田正光議員は、2020年東京五輪・パラリンピックを生かした教育実践を尋ねた。

    内藤敏也教育長は、スポーツへの関心だけでなく国際理解を育む千載一遇のチャンスとして「今年5月に競技開催地やキャンプ地の周辺から推進校を30校指定した。アスリートの生き方や外国人をもてなす時のマナーやルールを学ぶ」と説明した。20年までに全公立校に広げるという。

    千葉県教委によると、指定は習志野市や松戸市、館山市、一宮町、長生村など14市町村の30校。

6月27日(木) 第5日(一般質問)

  • 【来月に空港市町振興の協議】
    小池正昭議員は、成田空港強化案とセットの地域振興策提示に向けた日程をただした。

    12日の四者協議会で、千葉県と空港会社、国が連携し地域振興策の基本プランをつくると確認。県は周辺市町との協議の場を設けると表明している。

    森田健作知事は、準備が進んでいると報告した上で「来月には市町ごとに協議を開始し、まちづくりに関する意見や要望を把握していく」と答弁。「県各部局で構成の庁内ワーキンググループとも調整を重ね、プラン策定に取り組む」とした。

6月28日(水) 第6日(一般質問)

  • 【年度内に水道統合の基本案】
    阿井伸也議員は、千葉県水道局と九十九里・南房総地域水道の統合計画の進展を確かめた。

    両地域で供給事業を行う水道企業団との統合は、県が水道事業運営の広域化に向けた先例に位置付け。遠山誠一総合企画部長は「財政収支見通しの検討中で、8月までには統合基本計画の原案をつくる予定。九十九里・南房総地域の市町村などへの説明・調整を経て同計画の案を本年度中に策定する」と答弁した。

    統合の目標時期は、来年度に設置予定の協議会で検討していくとした。
  • 【男性保育士増加も割合4%】
    坂下しげき議員は、待機児童解消へ保育士確保が課題の中、男性保育士の数を確認した。

    飯田浩子健康福祉部長は「今年4月1日現在の本県の登録保育士6万1584人のうち、男性は2452人で、前年より211人増えたが、全体の4%」と報告した。

    その上で、保育事業者が男性用の更衣室やトイレを整備する際に、施設整備の補助制度を活用することが可能だとし「性別を問わず働きやすい環境づくりのため、関係者の声も聞きながら支援していく」と説明した。
  • 【高滝ダムの土砂、効率除去へ】
    伊豆倉雄太議員は、市原市の高滝ダムに堆積する土砂を効率的に減らす取り組みを尋ねた。

    野田勝県土整備部長は「水面上まで堆積する土砂を掘削し作業効率化を図る」と報告。また、上流からの土砂を受け止める貯砂ダムの改良などで流入の抑制も図ると説明した。

    千葉県河川整備課によると、水面上の土砂はショベルカーなどで簡単に除去でき、水分を除く作業も不要。同ダムの堆積土砂は昨年度末で260万立方メートル。想定の約1・5倍に上っているという。
  • 【子育て支援C、全市町村に】
    今井勝議員は、子どもの保健対策をどのように進めていくか質問した。

    産前産後に切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援センターが2016年の法改正で規定され、市町村は設置に努めるとされている。

    飯田健康福祉部長は「20年度までに県内全市町村が同センターを設置できるよう支援する」と報告した。

    千葉県児童家庭課によると妊娠相談や健康診断に1カ所で対応する。我孫子市や浦安市など14市町で設置済みという。
  • 【都への母体搬送依頼円滑に】
    阿部紘一議員は、周産期医療における搬送態勢の充実について確認した。

    古元重和保健医療担当部長は「本年度から東京都と連携し、都内の医療機関への搬送依頼が円滑にできるシステムを導入した」と報告した。

    千葉県医療整備課によると、周産期母子医療センターのコーディネーター同士で受け入れ病院の調整を行う仕組みに東京都の病院も加わった。昨年度は東京都への搬送が3件、母体搬送コーディネーターに報告されているという。