千葉県農業の振興に係る10の提言、森田知事に提出

 自由民主党千葉県議会議員会は6月28日、森田知事を訪ね、千葉県農業に係る10の提言書を手渡しました。これは県議会議員会の農政問題研究議員連盟、畜産振興議員連盟、農業土地改良議員連盟及び県議会の農林水産常任委員会に所属する自民党委員が連名で提言したもので、背景には農業の担い手の減少や高齢化、産地間競争の激化など千葉県農業を取り巻く環境が年々厳しさを増していることが挙げられます。

 このため、自民党千葉県議会議員会の農政問題研究議員連盟を中心に、県職員からのヒアリングや幹部職員との意見交換、土地改良施設の現地視察などを実施、今後の農業政策の方向性について検討してまいりました。

 提言内容は以下のとおりです。

  1. 高収益型農業への転換、機械化やスマート農業の導入を推進、園芸用ハウスや集出荷貯蔵施設等の整備の支援
  2. 需要に応じた主食用米の生産の推進、JA等と連携した飼料用米等の推進、飼料用米生産者への助成水準の維持・確保
  3. 農家の所得向上の観点からの輸出、6次産業化による農産物の高付加価値化
  4. 新規就農者の確保・支援、企業的経営体の育成、雇用労働力の確保、多様な担い手が活躍する取り組みへの支援
  5. 総合的な鳥獣被害防止対策の強化
  6. 乳用牛の確保と省力化、県産牛肉のブランド力向上、販売力強化
  7. 家畜保健衛生所の早急な機能強化
  8. 農地中間管理事業を活用した農地の集積と集約化の加速化
  9. 将来を見据えた、水田の大区画化や汎用化などの生産基盤の整備の推進
  10. 基幹的農業水利施設の保全対策及び改修の取り組み強化、農村地域の防災・減災対策の推進

の10項目です。(各項目について、詳しくはPDFをご覧ください)

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