【 写真館 】新日鉄君津製鉄所の現地視察 | ちば自民党

【 写真館 】新日鉄君津製鉄所の現地視察

最新の環境対策を視察 県議団が新日鉄君津製鉄所へ

平成22年1月27日

 自民党千葉県連の県議会議員会(鈴木良紀会長)は1月27日、企業の最前線での環境対策を視察するため、君津市の新日鉄君津製鉄所を訪問しました。視察団は、鈴木議員会長はじめ、総勢16名が参加しました。

 視察団は、同製鉄所の本館で出迎えた工場役員らとあいさつを交わした後、午前10時30分から君津製鉄所の概要説明を受け、新日鉄の低炭素化に向けた取り組み状況のヒアリングを行いました。同製鉄所は、1965年に稼動し、世界最高水準の技術力をベースに、現在は高炉3基体制による多品種・高級鋼材の量産拠点として世界最大級の規模を誇っています。これまでに天皇陛下のご訪問をいただいたほか、鄧小平中国国家主席(当時副首相)の視察も受け入れています。

 視察団は、省エネと資源リサイクルへの取り組みに関し、一般家庭から排出されるプラスチックを再資源化するリサイクル設備を見学した後、省エネ関係ではコークス排熱回収設備(CDQ)を視察しました。この設備は、コークス炉から排出された赤熱コークスを不活性ガスによって消火し、暖められたガスによって高圧蒸気を作り、発電する設備です。

 また、鉄鉱石とコークスにより還元、溶融された銑鉄を製造する高炉工場や、転炉で成分調整された鋼を連続的に固化成型する連続鋳造設備、連続的に長く圧延しコイルに巻き取った熱延コイルを製造する熱延工場及びメッキ工場など製鉄所の基幹設備も見て回りました。午後3時過ぎからは、工場の幹部役員や担当者との質疑応答に移り、地球温暖化対策のため、鉄鋼業として世界最先端の技術による限界ともいえる取り組みを改めて認識し、民主党の鳩山政権による地球温暖化政策について、特に唐突に発表したいわゆるCO2の25%削減が、国際社会のなかでのわが国の位置や立場を顧みない、いかに理不尽なその場の人気取りにすぎない無責任なものであるかを再認識しました。

(編集注意:君津製鉄所の固有名詞は「製鐵所」ですが、一般的な「製鉄所」と表記させていただきました)