健康福祉部への申し入れ | ちば自民党

健康福祉部への申し入れ

申入書

 

自由民主党千葉支部連合会

 現在、緊急事態宣言の下において、本県の新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の新規患者数は減少傾向にあるものの、現状では本感染症の根絶が難しい状況にあることから、今後の第2波・3波等に向けた十分な備えを進めなければならない。

 そのためには、県当局において、感染拡大防止と社会経済活動の再開とのバランスを考慮しつつ、客観的な指標等を用いながら、各協力要請の解除、それを踏まえた取組み及び再度新規患者数が増加に転じた場合の対応等を明記した、いわゆる出口戦略や再突入戦略、ロードマップ及びガイドライン等を早急に策定し、かつ、県民に対して丁寧に説明していく必要がある。

 この点、これと密接不可分な医療の提供体制については、特に、中等症以上の本感染症患者の受け入れの対象となっている56病院の病床の維持・拡大・縮小等の選別を、各病院の意向を丁寧に捉えながら整理し、将来の感染拡大を見据えた病床確保を、引き続き計画的に進めなければならない。

 そして、これを進めるにあたっては、我が党の4月17日付の緊急申入れや4月30日に可決された議会決議を踏まえた、各病院等への十分な支援策の構築が不可欠である。

また、これらを受けて、現在準備を進めている臨時の医療施設の今後の役割を整理するとともに、将来における開設の発動条件等を設定しておくべきである。