ちば議員会のお知らせ

9月定例県議会ちば自民党、代表・一般質問の質疑内容を掲載

9月定例県議会 質疑並びに一般質問

 

9月3日(金) 第1日目(代表質問)

山中 操
【三番瀬再生会議 抜本的見直しも】
山中議員は、三番瀬円卓会議の後継組織として2004年に設置された三番瀬再生会議について「議論するばかりで、なかなか前進しない。行政が中心となって真の再生事業を着実に進めるべき」と指摘し、今後の在り方について質問。

森田健作知事は「市川・塩浜護岸工事は進んでいるが、すべての事業は順調に進展していない。埋め立て中止からすでに9年が経過することから、今後は行政が具体的な再生事業を着実に進めていくことが必要である」と答弁。さらに、「県は行政改革計画で既存の審議会などの在り方を抜本的に見直すとしている。再生会議や関連する委員会についても、行政が主体的に三番瀬の再生にスピード感を持って取り組めるものとなるよう検討している」と方針を述べた。


 

9月7日(火) 第3日目

山本 義一
【総武本線複線化など「利用者減で難しい」】
山本議員は、JR総武本線の複線化や快速電車の増発の見通しなどを取り上げた。

森田健作知事は「5両から8両への編成車両増強や普通最終電車の運行区間延伸など一部で改善が図られている」とした一方、複線化や快速電車の増発については「JR東日本から、利用者が減少する中で多額の設備投資が必要となるため、実現は難しいと聞いている。しかし、県としても沿線自治体と連携して働き掛けていく」と答弁した。

松下 浩明
【ジャパンマイスには「県挙げて取り組む」】
松下議員は、ジャパンマイス(MICE=企業の会議、研修旅行、国際・学術会議、イベントなどの頭文字)について「企業が高額な費用を負担するケースが多く、大きな経済効果が見込める」と述べ、県の施策について質問した。

森田知事は「成田空港の発着枠増加などで拡大する国際交流機能を生かしたビジネスミーティングの誘致やコンベンション機能の充実も検討し、県を挙げてジャパンマイスに取り組みたい」と意欲を示した。

 

石橋 清孝
【地域医療センターの開院へ「包括的支援」】
石橋議員は、東金市と九十九里町が進める東金九十九里地域医療センターについて尋ねた。

森田知事は「8月末に県が独立行政法人の設立を認可するなど2014年4月の開院に向けた取り組みが進み、今後、総額85億6千万円の財政支援や千葉大と連携した医師確保など包括的な支援を行う」と答弁。戸谷久子健康福祉部長は「2市町以外の山武長生地域の市町村と費用負担の在り方を協議していく必要がある」との認識を示した。


 

9月8日(水) 第4日目

武田 正光
【海外での水ビジネス 県水道局が検討方針】
武田議員は県水道局の事業などを取り上げた。

名輪淑行水道局長は、安全で安心な水供給へ「計画的に高度浄水処理の拡大を図る」との方針を示した。

また、注目されている国内自治体の海外での「水ビジネス」について、「東京都など他都市では民間企業と連携による事業展開が検討されている。(県水道局も)情報収集しながら海外事業が経営に及ぼす影響や人材確保の見通しなど、事業展開の可能性を総合的に検討していく」と述べた。

木名瀬捷司
【三番瀬再生会議 抜本的見直しも】
木名瀬議員は県衛生研究所の機能強化や施設整備などを質問した。

戸谷久子健康福祉部長は「衛生研究所は保健衛生行政に重要な役割を担っており、感染症や食中毒などの検査対応へ機能強化が必要」との認識を示した。

さらに「老朽化や耐震性の問題から早急に対応しなくてはならない。(近隣の)県がんセンターと研究局との合築で整備することになっていたが、単独で建て替えを検討していくことになった」と述べた。

西田三十五
【舟戸大橋の架け替え「今年度は予備設計」】
西田議員は1963年に完成し老朽化が進む佐倉市の舟戸大橋について質問。

橋場克司県土整備部長は「架け替えが必要と認識している。昨年度は地形測量や交通量調査を実施した。今年度は予備設計を実施する。早期に工事に着手したい」と方針を示した。

また幅員が6メートルと狭く歩道がない同橋では、通行規制されている大型車の誤進入が後を絶たないことから「警察署や市と協議して注意を促す案内板を設置していきたい」と答弁した。


 

9月9日(木) 第5日目

瀧田 敏幸
【空港アクセス向上へ短絡線調査に協力】
瀧田議員は成田・羽田空港のさらなる鉄道アクセス向上策などを質問した。

森田健作知事は、7月に開通した成田スカイアクセスから東京駅を経由して羽田空港を結ぶ「都営浅草線短絡線」について、「国の昨年度の調査結果では概算事業費3500億円以上、需要見通しは1日当たり22万人だった」と報告。

さらに「成田空港の国際競争力を向上させる重要な路線と位置付けられており、県として引き続き国の調査に協力する」と述べた。

信田 光保
【銚子の洋上風力発電 地域活性化向け支援】
信田議員は「東電は、銚子の沖合3キロに洋上風力発電施設を建設している。本県における同発電の可能性はどうか」と質問した。

森田知事は「洋上風力発電は、陸上に比べ施設の設置や、景観、騒音の問題が軽減できる。風の条件が良いため施設稼働率も向上し、大型化も容易で優れている。台風などに対応した保守技術が確立されれば導入が進むだろう。県は地域活性化に向け、情報提供や各種調整などで支援をしたい」と方針を語った。

佐藤 正己
【水門と排水機場整備 習志野3河川で必要】
佐藤議員は習志野市内の3河川(菊田川、谷津川、高瀬川)について、「総合的な防災対策の観点から、河川管理者の県は水門を設置すべきだ」と質問した。

橋場克司県土整備部長は「東京湾内の高潮対策は、将来計画として伊勢湾台風クラスの潮位に対応することとしており、3河川についても将来的には水門や排水機場の整備は必要である」と答弁。ただ、水門の整備時期については「総合的に判断して対応する」と述べるにとどまった。


 

9月10日(金) 第6日目

今井 勝
【子ども医療費助成 結果みて拡充判断】
今井議員は、県の「子ども医療費助成事業」について、助成対象年齢の拡大を要望した。

森田健作知事は「現在、小学校就学前までを対象としている助成事業は、今年12月から小学3年まで対象が拡大される」とした上で、「来年度以降のさらなる拡大については、市町村の事業拡大の状況など今回の制度拡充の結果をみながら、市町村や関係団体などの意見を十分聞いた上で、総合的に判断したい」と見解を述べた。

木下 敬二
【09年の県内人身事故 交差点が5割占める】
木下議員は交通安全対策に関連して「交差点で事故が多発している。対応はどうか」と質問。

五十嵐邦雄県警本部長は「県内で2009年中に発生した人身事故2万6300件中、交差点内で発生したのは1万2097件であり、全体の46%を占めている」と報告。「08年度に既設交差点に設置した信号機66基で、その効果をみると、出合い頭事故は約90%減少しており、信号機は交差点の交通事故を抑止するために有効である」とした。

林 幹人
【県内新規就農者 昨年度321人】
重田雅行農林水産部長は、新規就農者向けの相談会や求人情報の発信などを行い「県内新規就農者は2008年度の256人から65人増加し、09年度は321人だった」と答弁。このうち、農家以外からの新規参入者は113人だった。

林議員は「この10年間で2万5千戸、年平均2500戸の農家が辞めている。農業が就職先に選ばれるような情報発信が必要だ」と訴えた。

(千葉日報2010年9月4、8、9、10、11日付けの記事を転載しました)